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挑 戦

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月20日

広島県府中町長広島県府中町長 佐藤 信治​​

我がまち府中町は、周囲を広島市に囲まれ、安芸郡の飛び地という全国的に見ても珍しい形態をしています。10・41㎢と広島県内で最も面積の小さな自治体ですが、令和2年国勢調査では、51、155人と日本一人口の多い「町」です。

府中の名が示すように、かつて、安芸の国府が置かれていたと言われ、歴史のあるまちである一方、大手自動車メーカーの本社があり、自動車関連の企業も多く、広島県における自動車産業中心地の1つとなっています。

また、町内には大型商業施設等利便性の高い施設もあり、広島都市圏の拠点である広島市の中心部やその他各方面への交通アクセス環境にも優れた、商・工・住のバランスがとれた暮らしやすいまちです。

さて、新型コロナウイルス感染症による社会経済環境の変化や人口減少・少子高齢化の進行、頻発する自然災害への防災・減災、自治体DXの推進等、地方自治は現在大きな岐路に立たされており、府中町における行政課題も山積しています。

それでは、そのような課題を少しでも解決するため、少しでも改善へ導くためにはどうしたらよいでしょうか。

私は、困難な課題に取り組んでいく「挑戦する気持ち」が大切だと考えています。

かく言う私の好きな言葉は「挑戦」です。

私は、平成28年に府中町長に初当選して以来、現在2期目になります。町長に立候補する前は、民生部長、総務部長、副町長等を歴任してまいりました。府中町に入庁してから私は一貫して、「挑戦する気持ち」を持ち続け、関わる事案に挑戦し続けてきたつもりです。

私の言う「挑戦」とは、課題に積極果敢に取り組むことです。挑戦をすることで、人は精神的に大きな成長を遂げ、自分では想像もできない未開発の素質を開花させることができます。

私は職員に対しても「挑戦」を求めています。

私だけが、挑戦する気持ちを抱き、孤軍奮闘しても、組織・職員が呼応してくれなければ何も実現しません。

したがって、職員一人ひとりが自己の成長を遂げるためにも、また、課題解決に一歩でも近付くためにも、「挑戦」し続けてほしいと考えていますし、機会があれば、直接職員にそう話しています。

挑戦をするということは、失敗することもあるでしょう。しかし、何度失敗しても、最終的に解決に辿りつくことができれば、失敗は無駄ではなく、成功への過程です。かの有名なトーマス・エジソンの「失敗の考え方」は有名です。あきらめずに挑戦を続けることが、成功するために必要だということを説いています。

そして、その挑戦の過程は、挑戦者に大きな成長をもたらしてくれます。

現在では、挑戦する気持ちが大分役場に浸透し始めたような気がしています。

私はそんな職員の存在を頼もしく思っています。

私の目指す3つの宣言である「広島都市圏で一番の子育てしやすいまち」「志を育む教育のまち」「バランスのとれた行政施策の展開」を、引き続き施策化・事業化しながら、誰もが「住んでよかった」「住んでみたい」「これからも住み続けたい」と実感できる府中町のまちづくりに、果敢に「挑戦」することで、職員とともに取り組んでいきたいと思っています。