ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 町村長随想 > みんなが元気!紀北町―豊かな自然、にぎわいと笑顔があふれるまち―

みんなが元気!紀北町―豊かな自然、にぎわいと笑顔があふれるまち―

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月6日

尾上 壽一三重県紀北町長 尾上 壽一
​​

三重県北牟婁郡紀北町は三重県の南部、東紀州の玄関口に位置し、平成17年10月11日に紀伊長島町と海山町が合併し誕生しました。

我が町「紀北町」は、大台山系から連なる急峻な山々と熊野灘特有のリアス海岸に囲まれ、総面積は256・54㎢ですが、平野部が少なく、約9割を森林が占めており、全国でも有数の多雨地帯であります。

私は現在4期目の町政経営を担わせていただいており、表題にあります「みんなが元気!紀北町―豊かな自然、にぎわいと笑顔があふれるまち―」を目指すべき将来像として、実現させるべく各種施策や事業を進め、特に「健康増進」に力を注いでいます。

「健康増進」については、「健康は笑顔をつくり、幸福の基礎となる」のもと、健康体操やウォーキング、「ちょい減らし+10(プラステン)」等の推進、総合健診や各種がん検診等の実施により、健康意識の向上や健康づくり、体力の維持増進に努め、町民の皆さまが生涯現役で元気に暮らせるまちづくりを積極的に進めてまいりました。

検診事業では、国が推奨しています胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんと特定健診をすべて無料化や、特定健診と各種がん検診等のすべての健診を1日で受診できる「みんなでいこか!総合けんしん」を実施しています。

7年目を迎える「ちょい減らし+10(プラステン)」は、健康づくりの合言葉で、生活習慣病の予防や健康の維持・増進のために、取り過ぎている塩分・糖分・カロリー・アルコール等をちょっと減らして、今より10分多く体を動かすことをいい、「ちょっとチャレンジ、ずっと健康」をキャッチフレーズに推進しています。多くの町民や企業の皆さまに参加いただき、その取組と実績が認められ、昨年11月には、全国の健康増進・生活習慣病予防への優れた取組を表彰する、厚生労働省とスポーツ庁共催の「健康寿命をのばそう!アワード」で、「スポーツ庁長官優秀賞」を受賞いたしました。

これまでのさまざまな取組が実を結び、国民健康保険の1人当たり医療費ワースト1を脱却することができました。

平成29年度には、町民の皆さまの健康増進と体力向上、スポーツの振興と競技力の向上を図るため、トレーニングルーム、フィットネススタジオ、温水プールを備えた「紀北町健康増進施設(紀北健康センター)」を整備しました。

また、町内にはさまざまなスポーツ施設や宿泊施設があり、宿泊を伴う合宿では、施設利用料の免除、合宿モデルプランもありますので、ホームページにて「合宿」で検索していただき、ぜひ当町で合宿を楽しんでください。

自然が豊かなことから「観光」の面では、透明度が非常に高く「奇跡の川」として、NHKスペシャル等、多くのメディアで取り上げられています「銚子川」があり、銚子川には「ゆらゆら帯」と呼ばれる淡水と海水が交わる場所や天然の巨岩滑り台等があり、町内外から多くの方に訪れていただいております。周辺には町営の宿泊施設「キャンプinn海山」もありますので、ぜひ当町の自然を肌で感じていただければと思います。

公共交通機関を利用して来町された方には、タクシーのようにドアツードアで町内を移動できる、町営のおでかけ応援サービス「えがお」がありますので、ぜひご利用ください。

少子化対策では、子育て世帯の負担を軽減するため、保育所の副食費や幼稚園の給食費、3人目以降の小・中学校の給食費の無料化等を実施しています。

また、空き家バンク制度や成立した物件への設備改修補助制度等もあり、移住体験施設も備えておりますので、自然豊かな当町への移住をお待ちしております。

デジタル社会の推進も積極的に進めており、今年度、三重広域連携モデルとして5町が連携し、デジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装タイプTYPE2)の採択を受け、データ連携基盤の整備と観光メタバース・ポータルの構築に取り組んでおります。

 

これからも、時代に合わせた変化を重ね、町民の皆さまの「命と健康」、「暮らし」を守り、山積する課題を解決するため、全力を尽くしてまいります。