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決してあきらめないで

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年9月5日

決してあきらめないで

筑波大学名誉教授 村上 和雄(第2772号・平成23年9月5日)

東日本大震災で被災した「日本のための祈り」が、世界各地で行われた。

1989年のノーベル平和賞を受賞した、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ法王14世は、4月29日に予定を変更して急遽、来日し、東日本大震災の犠牲者のための49日法要を行われた。法要後の講演で法王は次のように述べられた。

「私をはじめチベット人は、50年間にもわたり、厳しい試練をくぐり抜け、それを糧として力をつけてきた。そして、この試練を悟りの道につなげたいと思っている。一方、日本は66年前に、敗戦により国土が廃墟と化し、しかも、二度、原子爆弾を投下されるという、まことに厳しい試練から見事に立ち直り、現在の繁栄を築き上げてきた。今度の東日本大震災からも、見事に立ち直ることを確信している」と。

私は、ダライ・ラマ法王14世とは「仏教と科学」などをテーマに、何度も対談しているが、今回の法王の講演からも勇気をもらった。

さらに、以下の文章は、ダライ・ラマ法王14世からの最新のメッセージである。

《決してあきらめないで》
決してあきらめないで下さい/どのような困難にぶつかろうと/決してあきらめないで下さい/よりよい心を育み/思いやりぶかいひとであれ/身近な友人のことだけではなく、全ての命を慈しみなさい/もう一度言いましょう/決してあきらめないでください/どのような状況におかれようとも/あなたの周りで何が起ころうとも/決してあきらめないでください。 (「チベット通信」2011年夏号)