ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 町村の取組 > 愛知県扶桑町/木曽川の恵みとともに 暮らしやすく魅力あふれるまち

愛知県扶桑町/木曽川の恵みとともに 暮らしやすく魅力あふれるまち

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年1月12日更新

扶桑町役場周辺の空撮写真

▲扶桑町役場周辺の空撮写真


愛知県扶桑町

3345号(2026年1月12日)
愛知県扶桑町 秘書企画課


  1. 扶桑町の概要
  2. 子育て支援
  3. 扶桑町の特産物
  4. 開館30周年を迎えた扶桑文化会館
  5. にぎわい創出事業による新たなにぎわい
  6. 免疫ケアの習慣化への取組
  7. 円空上人作の十二神将
  8. さいごに

1.扶桑町の概要

木曽川扶桑緑地公園

 扶桑町は愛知県の北西部に位置し、北は木曽川を隔てて岐阜県の県境と接しています。町域は濃尾平野の一部をなす田園地帯で、おおむね平坦な土地となっており、木曽川の恵みを受けた肥沃な土壌は、安定した地盤で災害にも比較的強いといわれています。面積は11.19km²、人口は34,878人(令和7年11月時点)です。

 扶桑町は交通アクセスが良く、町の中央部には名鉄犬山線が南北に走っており、町内には3つの駅があります。柏森駅から名鉄名古屋駅まで約20分、中部国際空港(セントレア)までは約1時間で行くことができます。また、町の東部には国道41号線(名濃バイパス)が走っており、車での移動も大変便利です。

 近年、こうした交通アクセスの良さから扶桑町へ移住する人が増加しており、町内には新しい戸建て住宅や集合住宅が増えています。町の中心部に住宅や商業施設が集まる一方で、少し郊外へ行くと田んぼや畑といった農地も広がっており、自然の緑もさまざまなところで見られます。

 特に、木曽川沿いにある扶桑緑地公園は、四季折々の自然と美しい景観に恵まれた場所で、週末には多くの家族で賑わっています。公園内には、野球やサッカーが楽しめるグラウンド、芝生公園、キャンプ場のほか、全長約2.5kmのサイクリングロードがあり、川のせせらぎや野鳥の鳴き声を聴きながら、ゆったりとウォーキングやサイクリングを楽しむことができます。

 現在、扶桑町と各務原市との間には、新愛岐大橋(仮称)の架橋工事が進められています(令和11年完成予定)。この橋は、扶桑緑地公園の敷地と隣接して対岸へ架かる形となるため、完成した際には、公園周辺は岐阜県方面からの新たな人々の往来の拠点となります。そこで、今後、扶桑緑地公園を扶桑町の魅力を世界に発信する公園として新たな整備を検討しており、現在、整備方針について住民にアンケート調査を実施しています。住民の声を聞きながら、木曽川を管理する国や近隣の市とも連携し、引き続き新たな公園づくりを進めてまいります。

2.子育て支援

児童センターひまわり

 扶桑町は子育て支援の分野に力を入れています。令和5年にオープンした「扶桑町児童センターひまわり」は、町の子育て支援の拠点となる施設で、0~18歳までのすべてのこどもが自由に利用でき、楽しく遊ぶことができる場所となっています。施設内には、ミニ体育館や図書・工作室、自習用の学習室などがあり、毎月、年齢に応じたさまざまなイベントも開催しています。また、災害時には、妊産婦を受け入れる福祉避難所としての利用が可能な施設となっています。

 児童センターひまわりは子育て支援センターを併設しており、親子で自由に遊んだり育児に関する相談をしたりすることもできる施設となっています。

 また、児童センターひまわりでは、毎年「児童センターまつり」を開催しています。令和7年11月9日にも開催され、駐車場にはキッチンカーが並び、マルシェや各種ミニゲームなど、親子で楽しめる賑やかなイベントとなりました。

3.扶桑町の特産物

▲左:守口漬 ▲右:守口大根

 扶桑町の特産物として、細長い特徴を持った漬物用の大根である守口大根が有名です。直径は2~3cmで、長さは1m20cmまで成長します。長いものは1m80cm以上になるものもあり、平成25年11月には191.7cmの守口大根が、当時の「世界一長い大根」としてギネスに認定されたこともあります。

 現在、守口大根は、主に扶桑町と岐阜県各務原市で栽培されています。この2つの市町の間には木曽川が流れており、川の上流から運搬された肥沃な砂壌土(砂のようにさらさらとした柔らかい土)のおかげで、大根がまっすぐ地面の下に伸びることができるのです。

 その守口大根を奈良漬として加工したものが「守口漬」です。守口漬は、守口大根の品質や形状、傷の有無について厳しい検査を行い、その後、約2年のあいだに幾度もの漬け替えを経て出来あがります。守口大根は一般的な大根よりも繊維が多いため、漬物にするとパリパリとした食感を楽しむことができ、多くの方に親しまれています。

4.開館30周年を迎えた扶桑文化会館

扶桑文化会館

 扶桑町は伝統芸能が息づくまちでもあります。

 町の公共文化施設「扶桑文化会館」は、令和7年6月24日に開館30周年を迎えました。扶桑文化会館は、本格的な古典芸能を鑑賞することができる会館をコンセプトとして建てられた施設で、歌舞伎、狂言、落語など、日本の伝統芸能を中心にさまざまな公演が行われています。舞台から客席に向かって伸びる長さ15mの花道は、役者が登場・退場する際に使われる通路です。歌舞伎専用ではないホールに花道が常設されているのは全国的にも珍しく、歌舞伎をはじめとした古典芸能で重宝されているほか、コンサートや講演会でも魅力的な演出を生み出しています。

 また、扶桑町には「七賀十郎一座」という伝統芸能の団体があります。一座は、明治から大正にかけて活躍した扶桑町南山名出身の歌舞伎役者・中村七賀十郎にあやかり、平成25年に結成されました。令和7年5月18日には、扶桑文化会館にて地歌舞伎「三人吉三巴白浪」を上演し、幕や衣装はすべて手作りの舞台で、開館初の「雪」を降らせる演出や若手浪曲師との共演など、見どころの多い公演となりました。

 扶桑文化会館では、今後も地歌舞伎をはじめとした伝統芸能の公演を継続しつつ、小さい子からファミリー層まで、幅広い年齢層の方に楽しんでいただけるさまざまな公演を行い、文化芸術に親しめる施設として運営していきます。

5.にぎわい創出事業による新たなにぎわい

 豊かな自然に触れ、文化芸術を楽しむことのできる扶桑町には、今、新たなにぎわいが生まれています。

 扶桑町では令和6年度から「にぎわい創出事業」がスタートしました。「にぎわい創出事業」は、扶桑町内で活動する団体(住民活動団体等)が実施するイベントの開催に対して、費用の一部に町が補助金を交付する事業です。イベントで使用する会場の確保や備品貸出等の支援も行い、地域と行政がそれぞれの得意分野で協力しあうことで、町内に新たな「にぎわい」を創り出すことを目的としています。毎年、公募により集まった団体の中で審査を通過した4つの団体が、それぞれイベントを開催しています。

Palettes(パレッツ)

 今回、その団体のうち、最も補助金額の大きい補助区分でイベントを開催したPalettes(パレッツ)という団体をご紹介します。

 Palettesは、扶桑町で活動している鳴子踊りチーム「笑舞(しょうぶ)」の歌い手を集めた5人組女性ボーカリストグループで、よさこい、ミュージカルなど多方面にわたって活動しています。扶桑町制施行70周年記念事業の一環として作成した扶桑町のテーマソング「このまちが大好きだから」の歌い手としても協力していただいています。この曲のプロモーションムービーは扶桑町公式YouTubeにて公開していますので、ぜひこの機会にご視聴ください。

 Palettesの主催により、令和7年10月19日に開催したイベントが「笑(え)みっしょん」です。このイベントはステージ特化型のイベントで、よさこいを中心に、地域にゆかりのあるさまざまな団体がステージにあがって会場を盛り上げました。会場内ではキッチンカーや地域で活動する団体・事業者のブースが出店し、謎解きのイベントも行われるなど、多くの人で賑わいました。

6.免疫ケアの習慣化への取組

 令和6年10月より、扶桑町は「げんきな免疫プロジェクト」へ参画しています。

 「げんきな免疫プロジェクト」は、日本中に「免疫ケア」の大切さを伝え、こどもから大人まで一人ひとりが「免疫ケア」で健康に過ごせる毎日の実現をめざすプロジェクトです。このプロジェクトには、令和7年11月時点で、キリンホールディングス株式会社を中心とした賛同企業33社、協力自治体14団体、協力団体1団体が参画しています。

 当プロジェクトのこれまでの取組の一部をご紹介します。

▲左:げんきな免疫プロジェクト ▲右:扶桑町総合体育館~免疫ケアで健康習慣を~

扶桑町総合体育館の愛称・ネーミングライツ決定
 
令和7年9月1日から3年間、扶桑町総合体育館のネーミングライツパートナーを「げんきな免疫プロジェクト」事務局(株式会社CBC)に、愛称として「扶桑町総合体育館~免疫ケアで健康習慣を~」を使用することに決定しました。

保育園での「げんきまん体操」
 こどもたちが自然と自身の健康を意識するきっかけを作るため、町内の保育士が集まって「げんきまん体操」を制作しました。令和7年4月から、町内のすべての保育園で「げんきまん体操」を実施しており、免疫ケアの大切さを分かりやすく伝えながら、歌と振り付けに合わせて楽しく活動しています。

漬処 壽俵屋とのコラボ企画
 扶桑町で守口漬・奈良漬を製造・販売する「漬処 壽俵屋」とコラボし、発酵食品で免疫力向上をサポートする「食」に関する取組を始めました。同社は、免疫を向上させるとされる発酵食品をふんだんに使った弁当を開発し販売しています。

免疫の日
 扶桑町では「自然に健康になれる環境づくり(0次予防)」を推進しており、令和7年9月から、毎月0のつく日を「免疫の日」として、地域一体となって町民の健康習慣づくりを推進しています。

 このプロジェクトの取組は、テレビや新聞等、さまざまなメディアで取り上げられています。今後も引き続き官民連携で「免疫の大切さ」について発信していき、町民の「健康寿命の延伸」や「医療費の削減」に向けて取り組んでまいります。

7.円空上人作の十二神将

十二神将

 扶桑町斎藤内にある正覚寺には、江戸時代の僧侶円空が作った十二神将の仏像があります。同寺の十二神将は約300年前に作られたとみられており、町の有形文化財に指定されています。像は十二支にちなんで十二体あり、それぞれ異なる表情を持ち人間性にあふれたものとなっています。

 正覚寺では令和7年7月12日に再建を祝う落慶式が行われました。再建した本堂では、新たに十二神将の展示場所が設けられ、十二神将を正面からガラス越しに見ることができるようになりました。

8.さいごに

 扶桑町は小さな町ながら、そのコンパクトな町域の中には、自然や文化、人の温かさなど、多彩な魅力が詰まっています。今回ご紹介しきれなかった特色もまだまだたくさんありますので、機会がありましたらぜひ一度扶桑町へ足をお運びください。皆さまとお会いできる日を心よりお待ちしております。


愛知県扶桑町 秘書企画課