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全国町村会/町イチ!村イチ!2015を開催~約330町村が東京国際フォーラムに集結~

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年10月12日
展示ホールの写真

展示ホールは終日来場者で賑わった


2936号(2015年10月12日)  全国町村会 広報部


全国町村会(会長・藤原忠彦長野県川上村長)は、9月22日(火・休)、23日(水・祝)の両日、東京国際フォーラム(千代田区)で「町イチ!村イチ!2015」を開催しました。 このイベントは、全国の町村が一堂に会し、特産品や観光資源など、町村の「宝」をアピールすることを目的に2011年に第1回を開催し、今回で3回目となるものです。

メイン会場である東京国際フォーラムでは、特産品の展示・販売や食堂コーナーの設置、郷土芸能の披露、伝統工芸の実演・体験等に加え、新たな試みとして「移住・定住相談コーナー」を設置。 今回は実りの秋の開催ということもあり、秋の味覚を堪能できるマルシェコーナーも設けました。また、サテライト会場である有楽町駅前広場のステージでは、 郷土芸能やご当地キャラによるパフォーマンスが演じられました。全国の町村の3分の1以上にあたる約330町村が参加した本イベントには、2日間で約52,000人(メイン会場のみ)の来場者があり、 終日賑わいを見せました。

はじめに

「町イチ!村イチ!2015」の開会に先立ち、藤原会長が有楽町駅前広場で主催者を代表して挨拶を行い、「ひとりでも多くの方に町村の魅力を感じ取っていただき、 心に残るイベントになることを期待しています」と呼びかけました。引き続き、メイン会場である東京国際フォーラム・展示ホールで開会式が行われ、 藤原会長が出展町村など関係者に向けて「このイベントをきっかけに、相互に知恵を交換し、来場者との触れ合いを通じて、地域の「宝」に磨きをかけるきっかけとなれば幸いに思います」と挨拶。 その後、正午に開幕し、メイン会場・展示ホールは、夕方まで入場制限が続く盛況となりました(午後7時終了)。翌23日は午前10時から午後5時まで開催し、メイン会場、サテライト会場とも、 多くの方々にご来場いただきました。以下、各コーナーの概要を紹介します。

藤原全国町村会長が挨拶している写真

藤原全国町村会長が挨拶

各コーナーの紹介

東京国際フォーラム 展示ホール(地下2階)

展示・販売コーナー

展示ホール(5,000㎡)には、北海道、東北、関東、北信越・東海、近畿、中国・四国、九州の七つのエリアに分かれ、約270の展示・販売ブースが並び、約2,600種類の特産品が出品されました。 群馬県みなかみ町の「たくみの里塩ヨーグルト」、奈良県東吉野村の「手作り揚げかきもち」、鳥取県三朝町の「三朝みすと」、長崎県波佐見町の「六十餘洲(ろくじゅうよしゅう)」といった、 各町村の「イチ押し」の品がお目見えし、試飲・試食や地元特産品を懐かしむ方など多くの来場者に楽しんでいただきました。

銘酒・六十餘洲の写真

銘酒・六十餘洲(長崎県波佐見町)

美肌の源・三朝みすとの写真

美肌の源・三朝みすと(鳥取県三朝町)

出展町村のみなさんの写真1出展町村のみなさんの写真2出展町村のみなさんの写真3
出展町村のみなさんの写真4出展町村のみなさんの写真5出展町村のみなさんの写真6
出展町村のみなさん 笑顔でお出迎え

町イチ!村イチ!食堂

自慢のご当地グルメをその場で調理・販売する「町イチ!村イチ!食堂」には50町村が出展しました。北海道本別町の「黒豆味噌ラーメン」、 あけびの生産が全国一の山形県からは白鷹町の「あけびの白いミートソースパスタ」、ホカホカのパンにアイスを挟み込んだ絶妙なハーモニーが魅力の福島県小野町の「アイスバーガー」、 宿場町・杉戸宿が開かれて来年400周年を迎える記念に開発された「金ゴマ入りたまふわミルクセーキ」など、多くの来場者が、普段東京では味わえない逸品を堪能。 ほとんどの町村が完売してしまい、来場者からは「美味しかった」という声が多く聞かれました。 

人気の食堂の行列の写真

人気の食堂には行列も

町イチ!村イチ!ステージ

町イチ!村イチ!ステージでは、特産品である有田焼を使用し、美空ひばりが全国で唯一歌ったご当地ソング「有田ちろりん節」などにのせて踊る、佐賀県有田町の「皿踊り」をはじめ、 秋田県八郎潟町の「一日市願人踊」、宮崎県高千穂町の「高千穂夜神楽」、など、町村の魅力を伝える伝統芸能等の披露がありました。 また、長野県松川町の「にゃんたぶぅ」などのご当地キャラによるステージも行われ、来場者の喝采を浴びました。 

佐賀県有田町の皿踊りの写真

佐賀県有田町の皿踊り

ご当地キャラクター

全国各地のご当地キャラクターが一堂に会し、本イベントを盛りあげました。北海道むかわ町のアンモナイトをイメージした「シスト男爵」、宮城県蔵王町のスキーも滑る「ざおうさま」、 群馬県草津町のAKBも踊れる当イベントでもお馴染みの人気キャラ「ゆもみちゃん」、長野県川上村の川上犬とレタスを組み合わせた異色のキャラ「レタ助」、 奈良県王子町の昨年のゆるキャラグランプリで町村勢トップとなった「雪丸」など、その数なんと140体。早朝から熱心なファンがカメラ片手に来場するなど、その人気はとどまるところを知らず、 今や「町イチ!村イチ!」の注目コンテンツとなっています。 

ご当地キャラが大集合している写真

全国からご当地キャラが大集合

ざおうさまの写真

ざおうさま(宮城県蔵王町)

レタ助の写真

レタ助(長野県川上村)

ふれあいの場面の写真

ふれあいの場面も

震災復興応援コーナー

震災復興応援コーナーでは、現在の被災地の復興状況をパネル展示し、来場者にわかりやすく紹介しました。

東京国際フォーラム ロビーギャラリー(地下1階)

移住・定住相談コーナー

昨今の田園回帰の流れを受け、地方移住への関心が高まる中、今回新たな試みとして設けたコーナーには、約80町村が参加しました。相談ブースでは、 住まいや仕事など田舎暮らしに関する来場者からの質問や相談に町村の担当者が対応するなど、熱心なやりとりが見られました。また、移住・定住セミナーでは、 北は北海道礼文町から南は鹿児島県三島村まで2日間で15町村がそれぞれの自然や産業などを紹介し、地域の魅力をアピール、実際に移住・定住されている方の暮らしぶりなども紹介され、 参加者が耳を傾けていました。

移住・定住相談コーナーの写真

移住・定住相談コーナー

移住・定住セミナーの写真

移住・定住セミナー

伝統工芸実演・体験コーナー

伝統工芸実演・体験コーナーでは、 山形県金山町の「金山大工職人体験」、新潟県粟島浦村の「てご編みの実演・体験」、滋賀県愛荘町の「近江上布を使った小物作り体験」、愛知県砥部町の「砥部焼ロクロ実演・体験」等、 13のブースで伝統の技が来場者に披露され、ご年配の方から小さなお子さんまで、多くの来場者が実演を熱心に鑑賞したり、匠の指導の下、実際に伝統工芸を体験しました。 

ろくろ体験の写真

ろくろ体験を楽しむ

マルシェコーナー

今回のイベントは、実りの秋9月の開催ということもあり、来場者に秋の味覚を堪能していただくために、マルシェコーナーを設けました。長野県川上村の新鮮なレタスなど、 13の町村が採れたての野菜や果物を販売、イベント来場者のみならず、ギャラリーを通行している方もブースに立ち寄り購入されている姿が目立ち、多くのブースで閉会時間を待たずに完売するケースが相次ぎました。 

秋の味覚をマルシェで提供している写真

秋の味覚をマルシェで提供

町イチ!村イチ!商談会

特産品の首都圏での販路開拓を図るため、前回試行的に開催した商談会ですが、今回は大幅増の48町村と食品流通バイヤー16社に参加をいただき、22日、 東京国際フォーラムガラス棟会議室にて開催しました。会場には、生鮮食品や加工食品、飲料など100品目近い商品が展示され、終日熱心な商談が行われました。 

商談会会場の写真

商談会会場

サテライト会場 有楽町地上駅前広場

一般の方が多く訪れるサテライト会場では、秋田県八峰町の「石川駒踊り」、滋賀県日野町の「日野祭囃子」、静岡県西伊豆町の「牛越神社の人形三番叟」などの伝統芸能の披露、 演舞中心の舞台となりました。また、ご当地キャラによる地元PRステージや、山形県山辺町出身の歌手・青山ひかるさんによるミニコンサートも行われ、 多くの通行人の方が脚を止めてステージの演目に見入っており、演目後には大きな拍手を頂きました。

歌手の青山ひかるさんの写真

歌手の青山ひかるさんもステージに登場

おわりに

今回で3回目の開催となった「町イチ!村イチ!2015」は、たくさんの方にご来場いただき、盛会のうちに閉幕しました。 これもひとえにご参加いただいた町村及び各都道府県町村会関係者の皆様のご支援、ご協力の賜物であります。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 

「町イチ!村イチ!」が、都市住民を中心とした来場者の方々に町村の活力を実感していただく契機となり、 さらに町村間の連携強化を通じて「町村から日本を元気にする」という目的実現の一助になれば幸いです。 

会場の写真

たくさんのご来場 ありがとうございました