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GIGAスクール構想2.0推進ハンドブック GIGA端末の更新で新しいステージへ(新刊紹介)

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年7月19日更新

編集代表 丸山洋司 元文部科学審議官(公立学校共済組合理事長)

悠光堂 2,750円(税込)

GIGAスクール構想2.0推進ハンドブック

 「1人1台の端末整備、各学校のネットワーク環境の強化のためのGIGAスクールは重要です」といつもの淡々とした落ち着いた語り口調で述べたのは、全国町村会会長も務めた故・荒木泰臣氏(前熊本県嘉島町長)である。コロナ禍における学校の教育活動の継続とともにGIGAスクール構想の推進に、会長としてリーダーシップを発揮された荒木氏は、「中山間地域や離島などの条件不利地域がある町村においては、デジタル格差の是正が重要な課題」という問題意識も持っていた。
 本書は、その「GIGAスクール構想」に制度発足時から携わってきた丸山洋司氏が編集代表を務め、文部科学省、自治体首長ならびに教育長、研究者、教員等総勢41名の執筆陣によるGIGAスクール政策解説完全版である。1部ではGIGAスクール構想の社会的背景やその意義、また財政面を含めた課題等について記し、後半の2部では全国の端末活用事例を掲載する。
 端末更新に向けた基金の創設をはじめ、新しいステージがスタートしようとしている今、自治体首長の皆様が、議会、調達・財政・情報担当部局、学校・教育委員会などの関係者をつなぎ、Society5.0時代を生き抜く子供たちのために、個別最適化され、創造性を育む教育の実現へ向けた手掛かりが詰まった一冊となっている。
 GIGAスクール構想によって、子供たちが地元に根ざしながら、地域社会を発展させる力を身に付けることを期待し尽力された荒木氏の巻頭言を胸に取組をさらにすすめたいものである。

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