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夢と希望が持てる 輝く町の創生に向けて

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月18日

夢と希望が持てる輝く町の創生に向けて

岩手県洋野町長 水上 信宏

洋野町は、岩手県の最北東端に位置し、平成28年2月末現在約1万8千人の人口を有する海と高原に囲まれた自然豊かな町です。

平成18年1月1日に旧種市町と旧大野村が合併し、新生「洋野町」が誕生してから、本年をもって記念すべき10年の節目を迎えました。

この間、何にもまして大きな出来事は、合併から5年目の平成23年3月11日に発生した千年に一度と言われる東日本大震災大津波に見舞われ、住家や漁業施設及び水産加工施設等は未曽有の被害を受け、 町民生活に大きな影響が生じたことです。幸いにして人的被害を免れたのは、消防関係の皆様や自主防災組織の迅速な対応と町民皆様の「結いの心」、「助け合いの精神」の賜物であると、 町民一人ひとりに感謝の思いで日々過ごさせていただいております。

その大震災から5年が経過した今、「洋野町震災復興計画」の最終年度となる本年を「復興完遂年」と位置付け、国・県と連携しながら八戸久慈自動車道の整備、八木地区の防潮堤整備や宅地嵩上げ、 防災拠点としての種市分署移転新築などに鋭意取り組んでいるところです。

新しい町としてスタートして以来、「人々がふれあい、心豊かに、いきいきと躍動するまち」の実現に向け、町民と協働し確かな歩みを進めてきたところであり、旧町村間の融和の醸成が図られ、 町政は順調に推移してきたものと認識しています。

町村合併により、大いなる恵みをもたらす雄大な海と緑の高原が一つになった理想的な組み合わせは、本町ならではの魅力であり、町民一人ひとりの大切な財産です。この海と高原を舞台に、 町民が夢と自信をもって住むことのできる町にすることが、行政に携わる者としての使命だと考えています。

この輝かしい洋野町誕生10周年を記念して、去る1月11日には、洋野町誕生10周年記念式典を開催したほか、記念コンサートの開催や種市・大野両庁舎周辺をイルミネーションで飾る「希望の光! ヒロノ☆イルミナイト」の実施、JR東北エモーション洋野町民号の運行などを行い、この節目の年を町民と共にお祝いしたところです。

このような中、最近において特に意を用いた取り組みとしては、大津波により発生した災害廃棄物の処分を受け入れ、本町の復興を応援していただいた「神奈川県箱根町」に対する「洋野町復興の絆・ 箱根町応援事業」の実施です。箱根山の火山活動の影響により観光客が著しく減少していたことから、箱根町への旅行経費を補助するもので、「洋野町復興の絆・箱根町応援事業」を実施し、 201人の町民から箱根町を訪れていただき、微力ながら復興の恩返しに取り組みました。

人口減少対策への取り組みとしては「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、その先行的な取り組みとして、 新たに木工職人を育成する「木工クラフトマン育成事業」や男女の出会いを支援する「ひろの出会い支援事業」、東京大学と連携し児童・生徒への海洋教育に取り組む「子ども海洋大学開催事業」、 海外に特産品等を売り込むための「特産品等販売市場調査事業」など12事業に取り組みました。

スポーツ関係では、46年ぶりに岩手県で開催される第71回国民体育大会いわゆる希望郷いわて国体「軟式野球競技」の主会場となる「オーシャン・ビュー・スタジアム」のLED電光掲示板新設などの改修を行うとともに、 リハーサル大会として第42回東北総合体育大会軟式野球競技を開催するなど本年10月2日の本番に向けた準備も整いつつあります。

また、私の念願でもありました「洋野町子ども議会」を開催し、町内小・中学生及び高校生を代表する子ども議員から、 町政各般にわたる貴重な質問をいただいたほか「洋野町いじめ防止基本方針」を議決していただくなど、子どもたちの新鮮な発想と視点、そして積極的な姿勢に向き合うことができて大変心強く、嬉しく思いました。

大震災から5年、そして洋野町誕生から10年の節目を迎えた今、町民、職員とともに英知を出し合い、これまで以上に町民の声に耳を傾け、 融和を基調としながら若い人からお年寄りまでがずっと住み続けたいと思えるような魅力ある町、次代を担う子どもたちが夢と希望を持てる輝く町の創生に向けて、一意専心、努めて参りたいと考えております。