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『人と自然が輝く高原のまち』をめざして

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年3月18日

『人と自然が輝く高原のまち』をめざして

広島県神石高原町長 牧野 雄光

広島県神石高原町は、平成16年11月5日に神石郡内の油木町、神石町、豊松村、三和町による新設合併により誕生しました。

本町は、広島県の東部に位置し、北は庄原市、南は福山市、東は岡山県、西は府中市と庄原市に接しており面積381.81k㎡、人口は約1万人、基幹産業は農林業の中山間地です。

私は、合併前の旧油木町で昭和48年に初当選以来連続5期20年町議会議員を、平成14年から合併前まで町長、合併後は神石高原町初代町長として昨年11月の無投票当選を含め 連続3期目の町政を担っており、地方自治一筋に生きてまいりました。

合併後の本町が抱えていた課題は①人口減少が続き高齢化率が40%を超える等過疎化、少子・高齢化が進行して、超高齢社会を迎えた中で、高齢者保健・福祉対策、 子育て支援対策、若者定住対策等の充実を図る対応策の検討②緑豊かな森林に囲まれた標高400~500mの高原に位置し、昼夜の気温較差が大きい準高冷地型気候に属する恵まれた 自然環境、景観を地域の貴重な資源として活用するために保護、継承する必要性③米、和牛、トマト、ぶどうを主要農産物として振興させながら、野菜等の農産物や果実の 産直市場で販売を行い、あわせて、新たな農産物の生産や販売の取り組みを進め、地域産業の振興等を通じて経済活性化を図る必要性④日常生活圏や行政の広域化に対応した 円滑で安全な交通を確保するための道路網の整備促進、災害等の緊急時に対応可能な道路の整備、児童生徒の通学手段、高齢者の通院・買物の手段等生活交通手段の確保等に 取り組む必要性⑤合併前の旧町村単位に形成された中心地にそれぞれ公共公益施設が集積しており、これらの集積を生かした各地域において利便性の高いまちづくりを推進する 必要性⑥個性的で魅力あるまちづくりを進めていくために、国指定の名勝「帝釈川の谷(帝釈峡)」、重要有形民俗文化財「豊松の信仰用具」をはじめとする豊富な文化財等、 これらの地域の伝統的・文化的資源を維持、継承する必要性⑦恵まれた自然環境、歴史的・文化的資源を生かしたリゾート・レクリエーション地、また、多様なイベントの 開催等により盛んに行われている都市との交流、これらの活用、相互連携等により、都市との交流を一層促進し、地域の活性化を図る必要性⑧旧4町村がそれぞれに教育・ 情報通信機能、リゾート・レクリエーション機能、農業を中心とした生産機能、保健・医療・福祉機能の集積等の特徴ある機能を有しており、これらの機能を町全体が共有し、 相互に波及効果を得ることにより、一体のまちとしての機能を強化し、次世代に向けて多彩で活力のあるまちづくりを進めて行く必要性等数多く山積していました。

そのような背景の中で、町の将来像として『人と自然が輝く高原のまち』を掲げ○高原の特徴を生かした快適で魅力に満ちたまち○保健・医療・福祉が充実した安心して 暮らせるまち○自然と歴史を生かした教育・文化のまち○地域資源を生かした活力ある産業と交流のまち○交通・情報通信基盤の整った一体感あふれるまちの5項目を町づくりの 方針として、取り組むこととしました。

私は、就任当初から、新町の基盤づくりは初代町長としての使命であるとの思いのもと、町の理想の青写真として「県内で一番住みやすいまちづくり」 「誰もが住んでみたいまちづくり」を掲げ、きわめて高い理想のまちづくりを提唱いたしました。そして、新町の一体化を進めるため「信頼と合意」「創造と改革」を 基本理念に住民による住民本位の行政を推進するため、限られた予算を「選択と集中」で重点配分し、町民と協働で特色あるまちづくりに邁進してまいりました。私は、 合併の真価が問われる3期目にあえてキーワードとして「変化(チェンジ)」を掲げ、時代に相応した変化を試みながら、引き続き「信頼と合意」「創造と改革」を基本理念に 住民による住民本位の行政を推進するため、あらためて政策目標として誰もが住みたい、住んでみたい町づくり・若者が夢と希望を持ち安心して暮らせる町づくり・ 高齢者が安心、安全に生活できる町づくり・町の宝である子どもの教育の充実、教育力アップ・基幹産業の更なる振興・再生可能なエネルギー政策・商工業の振興と商店街の 活性化を掲げ、町民と協働で特色あるまちづくりに向け全力で取り組み『人と自然が輝く高原のまち』をめざしたいと思います。