ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 町村長随想 > ふるさとに活力と笑顔を

ふるさとに活力と笑顔を

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年12月17日

ふるさとに活力と笑顔を

福島県町村会長 福島県西郷村長 佐藤 正博

昨年3月11日の東日本大震災から1年9ヶ月が過ぎましたが藤原会長をはじめ、これまで多大なご支援を賜りました全国の皆様に謹んで厚く感謝申し上げます。

フクシマは、未だ16万人が避難生活を強いられており、町村長自らも仮設住宅におられる方もおりまして、これらのご苦労は想像を超えております。まず、除染、 仮置き場、健康への影響、食べ物、風評被害、そして俄に増加したこれらの業務量は、地震災害復旧と重なり、次々と増加する仕事に職員は疲れ切っております。 一日も早く、放射能のコントロール技術の確立と健康への影響、食物との関係を明らかにし、帰村を実現する元の環境に戻す努力を国・原因者と共に、更に急がなければ ならない実情にあります。一歩でも前進させるのが我々の使命でありますので今後とも、ふくしま復興にご支援ご協力を賜りたいと切にお願い申し上げます。

西郷村は、福島県中通り地方南部の県南地域に位置し、西に秀麗の那須の峰を仰ぎ、北西から南東にかけて緩やかに傾斜し、源を発する阿武隈川が村の中央を流れ、 流域の随所で滝や美しい渓谷が見られるなど、自然環境にとても恵まれています。気候的には、西に日光国立公園が広がり那須連山2,000m級の山並みと接しているため、 比較的冷涼な「さわやか高原都市」であります。

村の面積は、約192平方キロメートル、人口は約19,900人、北部、東部は白河市、西部は南会津郡下郷町、北西部は岩瀬郡天栄村、南部は栃木県那須町と接しております。 東部は東北新幹線新白河駅、東北道白河インターチェンジ等がある国道4号線沿いの商工業地帯、中部は役場などの公共施設や農業集落が点在する田園地帯、西部は 日光国立公園の一部と阿武隈川源流域である大自然地帯の3つの「顔」を持っています。3つが1つの村に存在していることはすばらしいことであり、恵まれた環境の中で 生活できることは大変ありがたいことと思っております。

日光国立公園と田園地帯に広がる中に、大平工業団地、椙山工業団地、長久保工業団地の3カ所の工業団地、4つのダム、3つのゴルフ場があり、産業別就業者比率は、 第1次産業7%、第2次産業39%、第3次産業54%となっております。基幹産業は米作を中心とした農業でありますが、高速道路、新幹線などの交通網の整備や豊富な 水資源を背景に高度な技術をもつ工場などの誘致も進み、近年は商工業中心の村となっております。そのため若者の雇用が増加し、高齢者人口比率は19.2%と県内では 最も低く、活気あふれる村となっています。

また、今年は村民にとって大変喜ばしいことがありました。それは、8月に行われた全国中学校体育大会においてソフトテニス部が女子個人の部で優勝、 全国ジュニアゴルフ大会で優勝、プロ野球ドラフト会議で本村4人目のプロ野球選手として佐藤勇君が埼玉西武ライオンズに指名されました。震災、原発事故で苦しむ村民 及び県民にとって、非常に明るい話題となりました。若い世代の活躍はこれからの地域発展の原動力と必ずなります。今後の活躍を大いに期待したいと思います。

最後に、村政の更なる伸展と村民の福祉向上のため  
1 自然と調和した快適な村づくり  
2 希望を持ち安心して暮らせる村づくり  
3 自立と調和の人づくり  
4 豊かさを実感できる村づくり  
5 ふれあいのある協働の村づくり  
の5項目を掲げ、活力と笑顔あふれる、そしてすばらしい西郷村を次世代へ引き継ぐために、村民の皆様と共に、渾身の力で村づくりに取り組んで参りたいと思っております。