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住民目線に立った行政運営

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年8月22日

住民目線に立った行政運営

静岡県町村会長 長泉町長 遠藤日出夫

長泉町は、静岡県の東部、伊豆半島の基部に位置し、東西を三島市と沼津市、南北を清水町と裾野市に接しています。

北に霊峰富士を仰ぎ、東に箱根連山を眺め、緑豊かな愛鷹山中から滔々と湧き出る桃沢川、町の中央を縦貫する黄瀬川など、美しい自然に囲まれています。

町は、南北に細長い紡錘形をした面積26.51平方キロメートルで、そのうち市街化区域は全体の約35%となっております。

人口は、平成23年3月末現在で、4万1千人を超えています。

町の財政状況につきましては、平成22年度決算では、経常収支比率が70%、公債費比率は5.1%、財政力指数は、1.46であり、昭和58年から地方交付税の不交付団体となっており、財政の健全性を維持しています。

当町は、冬期もほとんど降雪のない温暖地であり、さらには、富士の雪解け水を水源とする大量の地下水が容易に得られ、地形がなだらかな勾配のうえ、町内を流れる黄瀬川の底が深いため、水害が少ないという恵まれた自然環境に加え、首都東京から約100キロメートルに位置して、東海道新幹線三島駅に隣接しており、東名高速道路沼津インターチェンジも近く、国道1号・246号が横断して、交通の要所となっており、広域交通網を日常的に利用できる位置にあります。

自然的要因や地理的要因において、戦前に製紙、製薬等の大規模工場が創業し、昭和30年代には大手繊維関連企業の進出がありました。昭和40年代後半から平成8年までに3つの工業団地を完成させ、企業誘致を積極的に進めてきました。

進出してきた企業も自動車部品、医薬品、合成繊維、特殊印刷用紙など多種多様な業種のため、景気に左右されにくく、安定した税収が見込まれる結果になりました。

近年では、県立静岡がんセンターを誘致し、がんセンターを中核とした先端健康産業の集積を目指す「ファルマバレー・プロジェクト」と連動し、医薬・健康関連産業の誘致を進めています。

多くの企業が進出したことや首都圏への通勤圏でもあり、東京都や神奈川県からの転入者も多く、人口は大きく伸びています。

少子化・人口減少という社会の流れの中にあって、当町の合計特殊出生率は、1.71(平成21年)で全国平均を0.40も上回っています。

子どもの笑顔は、町にとってかけがいのない財産であり、住民の活力の源になります。子育てがしやすい環境をつくるために、今必要なことをできる限りスピード感を持って進めています。

町独自の子育て支援策としては、子どもの医療費を中学3年生まで無料化や、第3子以降の保育料の無料化、幼稚園保育時間の1時間延長などを実施してきました。

小中学校では、よりきめ細やかな学校教育を推進するために各種支援員を配置し、また、児童生徒の増加に伴い、2小学校で校舎の増築や放課後児童会の増築など、施設整備にも取り組みました。

これらすべての相乗効果により、県内外の方々から転居先の選択に際し、「子育てするなら長泉」と当町を選択肢としていただけるようになったことを大変嬉しく思います。

私は、この評価に満足することなく、今後も一層、長泉町に「住みたい」「住み続けたい」と思っていただけるように「健康づくり」「環境対策」「子育て支援」「高齢者支援」の4つを重点施策として位置づけ、町民の皆様がいきいきと輝き、安心して暮らすことができるまちづくりを進めてまいります。

私は、就任以来、「住民の目線による行政の推進」を基本理念としてきました。本当に厳しい時代ではありますが、これからも住民の声を聞きながら、職員と一丸となって、全身全霊で町政運営に取り組んでいきます。