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「明るく住み良い村づくり」

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年5月23日

「明るく住み良い村づくり」

群馬県南牧村長 市川 宣夫

この度の東日本大震災において被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

私の住む群馬県南牧村は、県の南西部にあり、東と北は下仁田町、西は長野県佐久市と佐久穂町、南は多野郡上野村に接しております。地形は、千メートル内外の山々に囲まれ、村のほぼ中央を流れる南牧川とその支流に沿って集落が点在しており、北と西は、妙義荒船佐久高原国定公園内に入っております。山登りや滝めぐり、四季の自然を求めて、村外からも沢山の方々が訪れるようになりました。

現在、南牧村は、65歳以上の人口の占める、高齢化率が日本一と言われております。

4月1日現在では、56.74%になっております。総人口2,552人のところ、65歳以上の方が1,448人いらっしゃいます。これからの地域づくりは、「長寿を喜ぶことのできる社会」を目指すことが必要であると考えております。

高齢者能力活用センターに参加して、活動していただいたり、また、高齢者福祉の一環として、敬老祝い金の支給や、更に、老人保健サービスでは、保健師による訪問指導、健康教育、健康相談、各種健診、予防接種の補助等を行なっております。

一人で生活することに不安のある方には、社会福祉協議会が実施主体となり、民生委員さんや、近隣の住民の方にお願いし、見守り活動を行っており、また、見守りも兼ねまして、給食サービスの事業も実施しております。サロンという事業では、村内の18箇所に高齢者の方々が集まり、楽しく交流の時間を過ごしていらっしゃいます。

一人暮らし老人保養事業では、一人暮らしの高齢者の方々より希望者を募りまして、視察研修旅行等を行っております。

また、平成18年4月には地域支援事業が始まりました。役場の窓口は、地域包括支援センターで受け持っております。内容は、介護予防事業・包括的支援事業・任意事業で構成されております。特定高齢者の方を対象に、通所型の介護予防事業等を行っておるところでございます。

要介護者等を、社会全体で支援する仕組みとして平成12年度から介護保険制度がスタートしました。村内外の『施設』を利用されたり、『在宅』では、訪問介護・通所介護・短期入所などのサービスが実施されております。高齢者の方が、自立の状態から、特定高齢者や、要支援、要介護という段階に進まれた場合でも、村としましては、介護給付サービスを中心としまして、様々な保健医療サービス、福祉サービス等を組み合わせまして、地域における日常生活の継続を支援するよう、取り組んでおるところでございます。

また、高齢者の方が、なるべく、一人で買い物に出掛けたり、病院へ通院したりすることが出来るよう、乗合タクシー・乗合バスの運行を行っております。この4月から、75歳以上の方には、無料で利用いただいております。

また、将来に向けての子育て支援対策といたしまして、「子育て応援条例」を平成22年4月から施行しております。保護者の方の子育てを支援させていただき、安心して子育てのできる環境をつくり、「健やかな子どもを育む村」を目指すものでございます。具体的には、保育園の保育料と小中学校児童生徒の学校給食費の全額免除、高等学校等の入学者への入学支援金の交付、高等学校等への通学補助金の交付、子育てをしている方の転入に対する奨励金の交付をさせていただく、という内容でございます。

村では、今後も極めて厳しい財政運営を強いられることとなりますが、このような中にありましても、少子高齢化社会への対応や住民福祉の向上、生活基盤の整備を図らなければなりません。住民の皆様の要望に応えるため、必要性・緊急性・費用対効果等を充分に見極め、「最小の経費で最大の効果」を上げられるよう努めまして、「明るく住みよい村づくり」を着実に推進してまいりたいと考えております。