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「幸せ指数日本一の村」を目指して

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年4月25日

「幸せ指数日本一の村」を目指して

沖縄県北中城村長 新垣 邦男

我が北中城村は、面積が11.53平方㎞という沖縄県中部地域では一番小さな村である。北側に沖縄市、南側に宜野湾市と中城村、西側に北谷町と、都市部に隣接している割には緑地が多く点在し、世界遺産である中城城跡に見守られた緑豊かな田園地域である。

また、村域には国道が2本と高速自動車道が走っており、那覇空港から車で30分の位置にあり沖縄中南部圏の交通の要衝となっている。地形は変化に富んでおり平坦地が少なく、しかも、村面積の18%が駐留米軍用地となっている。土地利用という面では厳しい面もあるが、村づくりという点では非常に魅力ある村で、自治体経営をする上からは理想的な規模だと思っている。

人口は16,000人余で、人口密度は村としては日本一である。ついでに言うと、女性の長寿も日本一で、しかも健康長寿である。人口密度の高さはあまり自慢できるものではないかもしれないが、女性の長寿日本一は自慢をしても良いと思っている。

ちなみに女性の平均寿命が89.3歳。これは驚異的である。男性はと言うと、少しトーンダウンしてしまうが、それでも上位の方に位置している。色々なところで、「なぜ女性が長寿日本一なのか」という質問を良く受けるが、実は正直なところ村としてはまだ確証たるものがない。それでも、大学関係者の調査研究によると、我が村の女性が長寿なのは、規則正しい食生活、適度な運動、そして地域でのコミュニケーションづくりが大きな要因ではないかと言われている。

村づくりの大きな柱の一つに「いきいき健康まちづくり」がある。これまでの健康対策事業が村民の皆さんに浸透し成果として現れているとするならば、うれしい限りだ。

また、女性長寿日本一を受け、恒例の福祉まつりでユニークな企画が生まれた。応募要件が80歳以上というミスコンテストの開催である。厳選の結果、三人の「ミス北中城」が誕生した。「ミス北中城」には、一年間主な公式行事に参加してもらうことになっている。ご三人とも実にお元気でいつもにこやかだ。お会いするだけで元気をいただき幸せな気分になる。

また、村では毎年一月の下旬から三週間程の期間、“日本一早咲きのひまわり”をキャッチフレーズに「ひまわり IN 北中城」というイベントを開催している。今年で三回目を迎えたが、遊休地に咲く40万本のひまわりは圧巻だ。村内外から多くの皆さんがご来場になり、満開のひまわりに癒され笑顔でお帰りになる。

小さな村で派手さはないが、お金をかけずにできるだけ村にある物を活用して、村民が主体となる村づくりをしていきたいといつも思っている。そうすることによって、笑顔あふれる元気な村になると信じている。目指すは「幸せ指数日本一の村」だ。