三重県多気町は、松阪牛で有名な松阪市の隣町で人口1万6千人足らずの小さな町です。多気町は、一級河川の櫛田川と清流日本一にも選ばれた宮川に挟まれた肥沃な農地を有し、古くから農業が盛んでした。“多気”という名前にも“食べ物のたくさん取れるところ”という意味があると聞いています。
私たちのまちづくりへの思いは、「エイチあふれる多気町」というキャッチコピーに象徴されます。
「エイチ」は漢字では「英知」と書き、ご存知の通り優れた知恵という意味があります。先人たちの優れた知恵や現在の多気町にあふれる“町を良くしよう”という機運、そんな優れた知恵や熱い思いがいっぱいあふれる町でありたいと思っています。
また、「エイチ」はアルファベットでは「H」。例えばHから始まる言葉を思い浮かべますと、健康の「Health(ヘルス)」、希望輝く「Hope(ホープ)」、農業の町として、収穫の喜びの「Harvest(ハーベスト)」、あったかい心の「Heart(ハート)」、幸せいっぱいの「Happy(ハッピー)」、そして特に力を入れている"おもてなしの心"の「Hospitality(ホスピタリティー)」などなどたくさんあります。このようなHがたくさんあふれるような町を目指していきたいと考えています。
さて、私たちの町には三重県立相可高校という特色ある高校があります。私もこの相可高校のOBですが、普通科、環境創造科、食物調理科、生産経済科という4つの科があります。
その中でも食物調理科は、高校生レストラン「まごの店」の活動などで新聞やテレビに頻繁に登場し、日本中に明るい話題を提供し続けています。