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鳥取県日野町にぜひお越しください

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年6月23日更新

鳥取県日野町長 﨏田 淳一鳥取県日野町長 﨏田   淳一​​​

自然豊かなコンパクトな過疎のまち
 鳥取県日野町は、鳥取県西南部に位置し、東西20km、南北12.5km、総面積133.98km²で人口約2600人の中国山地の山あいの自然豊かなコンパクトな過疎のまちです。

 まちの観光と生活の両面において、さまざまな魅力をご紹介します。

1 日野町の観光スポット
 縁起の良い名前を持つ金持(かもち)神社があり、毎年初詣には約2万人の参拝客が訪れます。地元の人々はもちろん、遠方からの来訪者の絶えない年間を通じた人気のスポットです。

 町内を流れる一級河川・日野川には、毎年冬になると約1000羽のおしどりが飛来します。おしどりは、美しい羽根と仲睦まじい姿から「おしどり夫婦」といった言葉や鳥取県の鳥として知られ、11月ごろに日野町に飛来します。毎年訪れるとてもきれいなおしどりを楽しみにしている来訪者も多く、冬の風物詩として広く親しまれています。またおしどりの姿を見ることができる観察小屋が特急の停車するJR伯備線根雨駅の約300m程の身近な場所にあることも人気の理由の一つです。

 日野川には、夏の季節にぴったりのアクティビティもあります。ラフティングです。日野川は清流として有名で、ラフティング愛好者にとっては絶好のスポットです。急流を下るスリルと興奮を味わいながら、美しい景色を楽しむことができます。

 また、鮎釣りも大きな魅力です。

 今秋放送が予定されているNHK連続テレビ小説「ばけばけ」でも注目を集める小泉八雲の作品「骨董」で知られる滝山公園の龍王滝や、明治から大正にかけて活躍した評論家・翻訳家の生田長江の出身地としても知られています。

2 教育もコンパクト
 日野町は、生活面でも非常に充実した施設が整っています。町内には、教育、医療、買い物、交通等、日常生活に必要な施設がコンパクトに配置されています。

 まず、教育面では、町内に「日野学園」という義務教育学校があり、少人数を活かした小中一貫の教育環境を整備。県立高校「日野高校」は町立保育所とともに日野学園の近くにあり、地域の教育環境が整っており、こどもたちが安心して学べる場所です。

3 医療、買い物も
 医療面でも地域の総合病院「日野病院」が日野学園の横にあります。この病院は、地域の医療を支える重要な施設です。また、日常の買い物にはスーパーマーケットがあり、地元の住民の生活を支えています。さらに、移動販売事業が町の委託事業として運営され、主には自動車の運転できない高齢者が安心して生活できる環境が整えられています。

4 交通
 交通面では、町内に三つのJRの駅、中でも特急「やくも」が停車する根雨駅があり、岡山市や松江市、出雲市方面へのアクセスが便利な環境です。さらに、町営交通としてタクシーやバスも運行しており、町内外への移動も便利です。

5 子育て支援・移住定住
 日野町は、自然豊かな環境の中で、子育て支援にも力を入れています。保育所として「ひのっこ保育所」があり、地域のこどもたちが安心して過ごすことができます。病児病後児保育の制度もあり、日野病院との連携もしっかりしています。これにより、子育て世代の支援が手厚く、若い家族にとって非常に住みやすい環境が整っています。また、乳幼児の遊び場として「しいたん広場」が整備されており、こどもたちがのびのびと遊べる空間が提供されています。

 さらに、保育料や高校生までの医療費の無償化や住宅整備の補助等、若年層の定住促進に向けて取り組み、町全体で、こどもたちや若年層が暮らしやすい環境を整える努力が続けられています。

6 まとめ
 鳥取県日野町は、自然の美しさと充実した生活インフラを兼ね備えた魅力的なまちです。観光で訪れるもよし、定住するもよし、ぜひ一度私どもの町日野町を訪れてみてください。