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全国町村長大会を開催

印刷用ページを表示する 掲載日:2009年11月18日

全国町村長大会

全国町村長大会は、11月18日、正午から東京・渋谷のNHKホールで全国989の町村長と都道府県町村会関係者及び鳩山由紀夫内閣総理大臣、横路孝弘衆議院議長、江田五月参議院議長、総務大臣代理・渡辺 周総務副大臣、大島理森自由民主党幹事長など、約1,500名が出席して開催されました。

 大会は汐見明男副会長(京都府井手町長)の司会で進められ、はじめに山本文男会長(福岡県添田町長)が挨拶に立ち、「私どもは町村が強固な基礎自治体となり得るよう努力をしてゆくので、政府も最大限の援助をしていただきたい。」としたうえで、「住民一人ひとりがこの町や村に住んでよかったと実感できるよう、活力と潤いのある町村の実現を目指し、一致協力して頑張っていこう。」と参加者に呼びかけました。

 この後、来賓等に町村現場の生の声を直接伝えるため、町村長3名による意見発表を行いました。

 はじめに小沢信義氏(埼玉県毛呂山町長)は「政権交代と地方分権」をテーマに、民主党マニフェストが掲げた「八ツ場ダムの建設中止」と「子ども手当」について地方の立場からの意見を述べ、地方分権については、町村として権限を受け入れるための体制整備の方策を提言しました。

 次に中 和博氏(大阪府能勢町長)は、「林業の現状と課題~地方の疲弊は農林業の衰退から~」をテーマに、地域再生・循環型社会実現のため、国産材の利用促進と林業従事者の所得向上のための施策の必要性等を訴えました。

 最後に白石勝也氏(愛媛県松前町長)が、合併せず徹底した行財政改革によりまちづくりを進めてきた経験から、さらなる市町村合併を強制する道州制論議への反論や効率性だけでは判断できない市町村運営の重要性を訴えました。

 意見発表の後、来賓挨拶に移り、鳩山内閣総理大臣が「今日まで厳しい環境の中で頑張ってこられた町村の皆様方の未来のために頑張る所存である。町村の発展が日本の発展であるという思いのもとに、政府としても全力を尽くしてゆく。」と挨拶。ここで鳩山内閣総理大臣の就任を祝し、山本会長の発声で万歳を三唱しました。

 引き続き、横路衆議院議長、江田参議院議長、渡辺総務副大臣、大島自由民主党幹事長、野村全国町村議会議長会会長がそれぞれ挨拶した。また臨席した衆参両院の国会議員216名(代理を含む)を来賓に迎え、本人出席者を紹介しました。

 ここで大会議長に川田弘二副会長(茨城県阿見町長)を選出し、議事に入りました。議案について、町村行財政をめぐる諸問題のうち、大会運営委員会で決定した「地方交付税率を引き上げるとともに、三位一体改革で大幅に削減された地方交付税を復元すること」など8項目の決議案と「新たな過疎対策法の制定を強く求める」旨の特別決議案を付議し、古木哲夫副会長(山口県和木町長)が朗読、満場一致で採択されました。さらに37項目の大会要望も一括採択されました。

 これらの決議、特別決議、要望事項を実現するための実行運動方法については、各都道府県町村会長は、大会終了後、民主党本部に実行運動を行い、町村長は地元選出国会議員、政府要路に対し、適宜、有効な方法で行うことを決定し、1時40分に大会を閉会しました。

 大会終了以後の記者会見で、山本会長は「大切なのは農山漁村を守ることである。そこに人が住んでいなければ国土の保全はできない。農山漁村に住む人の安定した生活を確保できるよう、今後も国に対し要請していきたい。」と述べ、報道関係者の理解と協力を求めました。

会長挨拶

山本文男会長(福岡県添田町長)

山本文男会長(福岡県添田町長)

意見発表

小沢信義 埼玉県毛呂山町長

小沢信義 埼玉県毛呂山町長

中 和博 大阪府能勢町長

中 和博 大阪府能勢町長

白石勝也 愛媛県松前町長

白石勝也 愛媛県松前町長

来賓

鳩山由紀夫 内閣総理大臣

鳩山由紀夫 内閣総理大臣

横路孝弘 衆議院議長

横路孝弘 衆議院議長

江田五月 参議院議長

江田五月 参議院議長

渡辺 周 総務副大臣

渡辺 周 総務副大臣

大島理森 自由民主党幹事長

大島理森 自由民主党幹事長

野村 弘 全国町村議会議長会会長

野村 弘 全国町村議会議長会会長

議事

川田弘二副会長

議長:川田弘二副会長

古木哲夫副会長(山口県和木町長)

議事提案:古木哲夫副会長(山口県和木町長)

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