日本全国注目の移住支援制度
全国の自治体では、いろいろな支援制度を設けています。かしこく利用して、移住を実現させましょう。
指定分譲地に家を建てたら 土地は無料提供!
標津町は、知床半島の付け根に位置する北海道の最東部の町。日本有数のサケの漁獲量を誇る。この町では、平成18年に定住促進のための分譲地を整備。この分譲地に家を建てれば、土地が無料で提供される。全28区画の分譲地のうち、残りは4区画(2012年4月現在)。
北のふるさと移住計画…永住見込みのある人で、町が整備した定住促進用地に契約から3年以内に住宅を建築して入居すれば、土地を無償で提供。土地の広さは120 ~ 140坪。
標津町役場企画政策課内定住サポートセンター
TEL:0153-82-2131
住宅補助金が最大300万円! 移住体験宿泊所も整備
幕別町は、帯広市に隣接する十勝管内の町。同町では、人口減少が進む特定地域において、住宅の新築・購入に対して補助金を支給。補助金は土地の価格の相当額で、上限は300万円。最長3か月間“おためし暮らし”ができる宿泊ロッジも整備(有料)。
定住促進住宅建設費補助金…本町と忠類の両市街地区が対象。10年以上継続して居住する人が住宅を建設する場合、土地購入費相当額を住宅建設補助金として交付。本町は330m²、忠類は600m²が上限。
幕別町役場企画室
TEL:0155-54-6610
家賃の1/2の費用を40か月支給。子育て世帯も手厚く支援
山形県北西部の町、庄内町。定住支援として、住宅取得の助成金や賃貸物件の家賃の1/2の費用を最大40か月分支給(限度100万円)する制度がある。保育料の無料化(ただし第3子以降)、未就学児の医療費無料化(小中学生一部助成)など子育て支援も手厚い。
移住助成金…満40歳以下の夫婦が、町内に転入して住宅を建設した場合、住宅取得価格の10%を助成(最大150万円)。
園芸農業研修生…1年間、施設園芸の技術を学べる研修制度。補助金は月額5万円。扶養、家賃加算あり。
庄内町役場情報発信課地域振興係
TEL:0234-42-0162
カスミソウ栽培で 就農者を受け入れ
昭和村は、福島県西部の会津地方に位置する山村で、苧麻という植物の繊維を原材料とする織物、「からむし織」が有名。また、カスミソウ栽培は、村の基幹産業で、新規就農者の受け入れも実施。約1年の研修制度を設け、独立できるように支援する。
新規就農者受入事業…U・Iターン者によるカスミソウ栽培の新規就農者を受け入れており、約1年間の研修とその後の就農を支援。住宅は家賃1万5000円~ 2万円程度の借家を紹介してくれる。
昭和村役場産業建設課産業係
TEL:0241-57-2117
出会い、結婚、家づくり。ステップごとに定住促進
特産品の下仁田ネギとコンニャクで知られる下仁田町。同町では異性と出会えるイベントを開催したり、結婚、出産、家づくりと、人生のステップごとに支援制度を設けている。地元群馬産の木材で建てた住居には、最大80万円の補助もある。
定住促進奨励金制度…定住目的で住宅を新築した場合、奨励金25万円を交付。
結婚祝金支給制度…町内に定住する意志のある夫婦に5万円交付。
出産祝金支給制度…1人出産につき5万円交付。
下仁田町役場産業振興課
TEL:0274-82-2111
結婚、出産、就職で祝金。1万円の通勤手当も支給
町の中央を流れる阿賀野川が町名の由来。過疎化、少子高齢化に歯どめをかけるため、平成19年度から定住奨励制度を実施。定住、就職の際に奨励金や祝金が支給されるほか、片道30キロ以上の遠距離通勤をする場合、月額1万円の通勤手当が出る。
定住奨励金…定住の意思を持って住民登録したU・Iターン者に単身で2万円、家族で5万円の奨励金を交付する。
就職祝金…新規学卒者およびU・Iターン者が町内の事業所に就職した場合に3万円を交付。
阿賀町役場企画観光課企画係
TEL:0254-92-3114
山村に家を建てると 最大50万円の奨励助成金!
東白川村は、面積の約90%が山林で、村の中央を流れる白川沿いに集落が広がっている。定住促進事業では、U・Iターン者が中古住宅を購入した場合や村内の建築事業者で住宅を新築・改修した場合に助成金を支給(新築の場合、最大50万円)。村営住宅への入居者には家賃の控除もある。
住宅取得・改修の助成…U・Iターン者で新築住宅を取得した場合、50万円を上限に助成金を交付。
就農支援制度…新規就農希望者に対する6か月~1年程度の研修制度。月額6万円の研修手当と家賃の半額程度の助成金を支給。
東白川村役場村民課環境係
TEL:0574-78-3111
家を建てたら助成金を交付 助成の限度額は最大30万円
上郡町は、兵庫県南部にある内陸の町。町では、平成26年3月31日までに町域内に住宅を新築、または購入した人に助成金を交付している。助成金は新築、購入費用の3%を助成する。交付限度額は最大15万円、中学生までの子どもがいる場合は最大30万円。
住宅取得・改修の助成…U・Iターン者で新築住宅を取得した場合、50万円を上限に助成金を交付。
上郡町定住促進助成制度…定住の意思があり、平成26年3月31日までに町内で住宅を新築・購入した者に対し、費用の3%を助成金として交付(最大15万円、義務教育終了前の子どもがいる世帯は最大30万円)。
上郡町企画財政課
TEL:0791-52-1112
保育料は県下最安。18歳まで医療費無料!
和歌山県の中央部に位置する印南町。同町では昨年度に「新しい町づくりの紀元の年!」と銘打って定住促進事業をスタート。住宅の新築、購入等についての助成金や賃貸住宅の家賃補助のほか、県下最安の保育料、18歳まで子どもの医療費無料など、子育て支援も注目される。
住宅取得・改修の助成…U・Iターン者で新築住宅を取得した場合、50万円を上限に助成金を交付。
新築住宅取得助成事業…定住する意思を持って、町内に1000万円以上で住宅を取得(新築・中古・改築)した満45歳以下の人に100万円を助成する。
子ども医療助成…18歳までの子どもの医療費無料。
印南町役場総務課
TEL:0738-42-0120
新規就農者に月10万円を1年支給
神石高原町の定住促進事業は住環境整備、後継者育成、雇用拡大、教養促進、知名度アップの5本柱。住宅新築の助成金は最高100万円、空き家改修最大50万円。結婚祝金などもある。また、新規就農支援制度として、1年目に月額10万円、2年目に月額7万円の支援金を支給。
住宅取得・改修の助成…U・Iターン者で新築住宅を取得した場合、50万円を上限に助成金を交付。
住宅建築事業費補助金…町内に住宅を新築し居住する場合、最高100万円を助成。
新婚定住祝金…地域通貨3万円相当額を支給。
子育て支援小学校入学祝金…子どもの小学校入学時に第1子10万円からの祝金を支給。
神石高原町役場 まちづくり推進課
TEL:0847-89-3332
子育て世帯にうれしい 充実した祝金制度
面積の95%以上を山林が占める馬路村。過疎・高齢化が進む村だが、特産のユズやスギをブランド化し、独自の産業を育成している。定住促進事業は、結婚や出産、子どもの小中学校入学時などの祝金を充実させた若者や子育て世代にうれしい内容だ。
留村奨励金…家事または企業等に就職し、5年以上村に居住することが確約できる場合、転入時と1年、2年、5年経過時に奨励金を交付。
結婚祝金…夫婦に10万円交付。
出産祝金…出産した場合10万円交付。
馬路村役場総務課
TEL:0887-44-2111
月額最大1万5000円。実質家賃の1/2を3年間助成
九重町では平成20年4月から賃貸住宅で暮らしはじめた人の家賃を助成。住宅手当等を差し引いた実質家賃額の1/2を最長36か月支給する(家賃額と助成額の上限等条件あり)。空き家バンクの登録物件の家賃相場は2万5000円から。
民間賃貸住宅家賃助成事業…民間賃貸住宅に入居して定住の意思のある人に、実質家賃額の1/2を助成。単身世帯で月額1万円、同居世帯で1万5000円が限度。
九重町役場企画調整課
TEL:0973-76-3807
定住支援と子育て支援 どちらも手厚くサポート
木城町は、東西約24キロ、南北わずか約6キロの帯状の町。平成18年度から奨励金などの定住促進制度を設けている。そのほか、育児支援も充実。保育料助成(上限3万円)、乳幼児及び小・中学生の医療費助成、修学旅行の交通費助成などを実施している。
転入奨励金…家族で転入した世帯に年10万円を3年間交付。
住宅取得奨励金…住宅を新築取得した場合、建築費用の10%以内で奨励金を交付(上限100万円)。
出産祝金…第2子で10万円、第3子以降20万円。
木城町役場企画課
TEL:0983-32-4727
住宅取得から給食費の補助まで 18の定住促進策を実施
南関町では、平成23年に「住んでよかったプロジェクト」をスタート。住みたくなる町づくりを目ざすとともに、18の定住促進策を打ち出した。なかでも出産祝金や保育料の半額補助、中学3年生まで子どもの医療費無料など子育て支援が充実している。
住宅取得等補助金…転入して住宅を新築した場合最高100万円、中古住宅購入およびリフォームの場合、最高50万円の補助金を交付。
関所っ子誕生祝金…第1子10万円から第5子50万円までの出産祝金を交付。
南関町役場まちづくり推進課
TEL:0968-53-1111