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異常気象等による農作物被害で緊急要望

印刷用ページを表示する 掲載日:2003年10月8日

 全国町村会(山本文男会長・福岡県添田町長)は10月8日、「異常気象等による農作物被害に関する緊急要望」をとりまとめ、農林水産省や総務省、関係国会議員等に対し要望活動を行いました。

異常気象等による農作物被害に関する緊急要望

 本年夏の記録的な低温、長雨、日照不足等の異常気象は農作物全般にわたって大きな被害をもたらしましたが、特に基幹作物である米については、北海道、東北地域をはじめ全国的に不作となり、農家経済はもとより農山村の地域経済に与える影響が極めて憂慮される事態となっております。
 また、これに加えて本年は台風や地震等による災害も頻発し、地域の農業及び関連施設に大きな被害をもたらしています。
 このため、それぞれの市町村においては、関係機関、団体等との緊密な連携のもとに、農業経営の維持と農家生活の安定がはかられるよう、必要な緊急対策を講じているところですが、国においては、早急に被害の実態を把握し、特に下記事項について、迅速かつ適切な措置を講じられるよう強く要望致します。

  1. 農作物の被害評価を適確に行うとともに、農業共済金の早期支払いについて万全の措置を講ずること。
  2. 天災融資法の発動及び激甚災害法の適用を早期に行うこと。
  3. 農業経営維持安定資金の貸付限度額の引き上げ及び既貸付制度資金の償還条件の緩和措置を講ずること。
  4. 被災農家の加工用米出荷については、作況調整により軽減措置を講ずること。
  5. 市町村が行う災害対策等に対し、特別交付税の増額交付など必要な財政支援措置を講ずること。

 平成15年10月

           全国町村会長 山本文男

           全国市町村農業農村振興対策協議会長 山本文男