自由民主党道州制推進本部(今村雅弘本部長)は12月5日、全国町村会及び全国町村議会議長会に対し、道州制基本法案(骨子案)の修正案について説明会を開催し、 本会からは藤原会長(長野県町村会長・川上村長)谷口会長代行副会長(三重県町村会長・大紀町長)白石会長代行副会長(愛媛県町村会長・松前町長)が出席しました。
説明に先立ち、今村本部長から、道州制基本法案について地方六団体の意見を聞いて修正に努めており、 特に日本の原点とも言うべき故郷を担っている町村長・町村議会議長の皆様の意見は他団体よりも一層よく聞かなければならないと思っているので、今後ともよろしくお願いするとの挨拶がありました。
冒頭に挨拶を行う今村本部長(中央)
その後、礒崎事務局長代理より法案の修正点について項目別に説明が行われた後、今回の修正案について「道州制国民会議において道州制とはどういうものかというイメージを一度きちんと作った上で議論するために、 まずはイメージを作るまでの法律となっており、本質的に大きく変わったと認識している」との発言があり、12月13日までに具体的な意見をいただきたいと述べました。
これに対し藤原会長は、「11月20日の全国町村長大会で三度目となる道州制反対の特別決議を行っており、町村長の法案に対する懸念は非常に大きい。我々は法案化の前に議論することを求めており、 法案の修正というレベルに踏み出せるものではない」と述べた上で、法案化の前に道州制導入の必要性などについて丁寧に議論を行うよう求めていくとともに、本会の考えについて改めて文書で提出すると発言しました。
本会から出席した藤原会長(左)谷口副会長(中央)白石副会長(右)