第84回中央教育審議会総会が2月27日に東海大学校友会館において開催され、本会からは委員の白石勝也副会長(愛媛県町村会長・松前町長)が出席しました。
冒頭、下村博文文部科学大臣は挨拶の中で、「教育再生は経済再生と並ぶ最重要課題である。政府では本年1月、教育再生実行会議を設置した。昨日、第一次提言である 『いじめ問題等への対応について』のとりまとめを行い、また、教育委員会のあり方についても議論した。今後、同実行会議の提言を踏まえ、然るべき時期に中央教育審議会にお諮りし、 委員の皆様の意見を伺いながら、具体的なあり方についてしっかり検討して参りたい。また、第2期教育振興基本計画の策定についても引き続きご審議賜りたい。」と述べました。
事務局から第2期教育振興基本計画等の審議状況について報告の後、各委員から発言があり、白石副会長は、「松前町では昭和39年に、『町民全てが教育尊重の理念に徹し、 健康で文化的な生活を確立する』とする、当時としては珍しい『教育の町宣言』をした。また、私は5人の教育委員に、時には6人の校長も交え、定期的に意見交換をしており、 現場の先生方や子どもたちの考えていることなどを議論に反映したい。」と述べました。
各委員からの発言を受け、下村文部科学大臣は「教育再生実行会議では目指すべき方向性についての論点を議論し、法律改正につながる部分については中央教育審議会で更に 深掘りをしていただき、答申をお願いしたい。答申を受け、国会でも必要な法律改正を次々としていくことが必要である。」と述べました。