令和8年7月31日、井上健次副会長(埼玉県毛呂山町長)はクビアカツヤカミキリ対策本部の初会合に出席しました。
対策本部は、クビアカツヤカミキリによる被害が深刻化していることを踏まえ、地域が一体となった戦略的かつ面的な防除を推進するとともに、関係省庁が緊密に連携し、既侵入地域及び未侵入地域の双方において、切れ目のない対策を講じるために農林水産大臣及び環境大臣を本部長として設置されたものです。
地方三団体からは、井上副会長のほか全国知事会の赤岩弘智栃木県副知事(代理:環境森林部長)、全国市長会の阿古和彦葛城市長が出席しました。

▲井上副会長
鈴木憲和農林水産大臣及び石原宏高環境大臣のあいさつの後、事務局より、資料に基づき、対策本部設置の趣旨について説明がありました。
その後、地方三団体から地方公共団体の対応状況について説明を行い、井上副会長は、6月24日に本会が実施したクビアカツヤカミキリ対策の強化に関する要請活動を踏まえ、「クビアカツヤカミキリは、繁殖や成長を防ぐような対策をしっかり行わないと数が減らない。国の大々的な支援を心からお願いしたい」と述べました。

▲鈴木農林水産大臣
これに対し、鈴木農林水産大臣からクビアカツヤカミキリを発見した際の通報体制について質問があり、井上副会長は「クビアカツヤカミキリを認識していない住民もまだ多いことから、各町村で広報を通じて周知をはかり、見つけ次第捕殺するよう呼び掛けている」と説明しました。

▲石原環境大臣
また、石原環境大臣から樹木の伐採や防除ネットの設置等について質問があり、井上副会長は、「学校や河川敷の桜からフラス(幼虫が樹木の内部を食い荒らし排泄する木くずや糞が混ざったもの)が確認された場合には、行政で伐採処理を行っている。一方、梅は食用であるため薬剤の注入が難しく防除ネットも十分活用されないため、防除が難しいのが実情である」など、地域での対応状況を説明しました。
最後に、議論を踏まえて対策本部としての今後の取組事項について申し合わせを行いました。井上副会長は、事務局より示された申し合わせ事項案に対し、「国民にクビアカツヤカミキリを知っていただくことが重要。マスコミ等を用いて、被害の深刻さを全国に発信し、対処への意欲を醸成していただきたい」と述べ、その意見を踏まえ、広報に関する記載が追加されることとなりました。