全国町村会の吉田隆行会長(広島県坂町長)は、2月19日及び20日、1月1日に発生した令和6年能登半島地震により被害を受けた津幡町、内灘町、宝達志水町、中能登町、志賀町、穴水町、能登町(訪問順)の7町を訪問し、災害対応の最前線で指揮をとる町長等を激励しました。
各町の訪問には、矢田富郎石川県町長会長(津幡町長)も同行しました。
去る1月24日及び25日に関係省庁及び自由民主党に対して緊急要望活動を行ったところであるが、今回、被災地の各町を直接訪問し、さらなる要望活動に向けて、町長等から各地域の被災状況の説明を受けるとともに、今後の課題等について意見交換を行いました。
各町長からは、「液状化による建物被害が多い地域に対しても、国の十分な支援をお願いしたい」、「半壊の建物が多い地域では、リフォームによる廃棄物が多く発生するため、その処分についても国の支援の対象にしてほしい」、「農地やため池も大きな被害を受けており、その復旧を急がなければならない」、「マンパワーの不足がこれからの大きな課題であるため、人手が必要なところに人的支援が行き届くようお力添えをいただきたい」、「特に土木関係で中長期的な人的支援が必要になるが、来ていただく方が泊まる場所の確保が難しいという問題がある」、「病院や介護施設等のエッセンシャルワーカーの確保のための支援や事業者への経済的な支援が必要である」等の意見が出されました。
これらの意見に対し、吉田会長は、「皆さまからお聞きしたことをしっかりと受け止め、国に訴えてまいりたい。2月下旬に要望活動を予定しており、その中に盛り込んでいく」と応じました。
◆津幡町
▲津幡町役場にて矢田町長・石川県町長会長(左)と面談
◆内灘町
▲内灘町役場で川口町長(左側手前)と面談
▲液状化被害の現場を視察
◆宝達志水町
▲宝達志水町役場にて寳達町長(中央)と面談
▲液状化被害の現場を視察
◆中能登町
▲中能登町役場にて宮下町長(中央)と面談
◆志賀町
▲志賀町役場にて稲岡町長(右側手前) と面談
▲避難所を視察
◆穴水町
▲穴水町役場にて吉村町長(左)と面談
▲土砂崩れの現場を視察
◆能登町
▲能登町役場にて大森町長(中央)と面談
▲津波被害の現場を視察