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栃木県益子町/世界遺産?いいえ「世間遺産」 地域のシンボル、11件認定

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年9月14日

栃木県益子町

栃木県益子町は、地域の隠れた史跡や風習などに光を当てる「ましこ世間遺産」に11件を選び、16日に認定式を行う。大字名「七井」の由来になった二つの井戸や「芳賀富士」と呼ばれる大平山、真岡鉄道の橋などだ。近く町ホームページにマップをアップするなどしてPR、住民同士や町外との交流などを促す。

町は5~7月、「当たり前すぎて見過ごされているものがあるのではないか」と町内の自治会などから世間遺産の候補を募った。住民や町文化財審議委員らによる実行委員会が8月、申請された11件の認定を決めた。基準は、地域で愛され継承されてきたものなどだ。

栃木県益子町

七井の由来となった「瀧の井 蟹澤(がにさわ)の井」は稲毛田台地の下に位置し、湧水によって形づくられたとされている。地元の田中歴史愛好会が周辺環境整備に当たり、10月14日に真岡鉄道七井駅前で開かれる「前土祭(まえひじさい)」では資料などを展示する。

芳賀富士は、標高272メートルの低山ながら富士山を思わせる形で知られる。小学校の遠足や花見で親しまれ、大平の芳賀富士同士会が登山道などを整えている。

益子の「真岡鉄道小貝川橋梁(きょうりょう)」(約43メートル)は1894年に英国の鉄鋼会社で造られ、橋の上部が開放された「ポニーワーレントラス」の国内最古とされる。鉄道草創期の息吹を今に伝える歴史遺産だ。

認定された自治会などは、環境整備費2万円の助成を受けられる。町は2020年度まで年2回募集し、最終的に55件の認定を目指す。(問)町生涯学習課0285・72・3101。

その他の世間遺産は次の通り。カッコ内は大字。

竜神様(山本)▽源頼朝の弟阿野全成の墓と第六天の森(上大羽)▽虎渓院・舟橋談所と瀧澤窯跡地(大平)▽綱神社太々神楽(上大羽)▽新町彫刻屋台(益子)▽益子駅(同)▽八坂神社(同)▽上棟柱立飾山車(七井)

(2017/09/14 (下野新聞)(共同通信社「47行政ジャーナル」より転載))