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和歌山県白浜町/民泊受け入れ好調 白浜町日置川地域

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年5月20日

和歌山県白浜町

 

 

和歌山県白浜町の日置川地域で、地元のまちづくり団体が取り組んでいる民泊事業が好調だ。小中高生を対象に2008年度から受け入れを始め、10年度の予約(延べ人数)は20日現在2,204人。初年度の608人から順調に増えている。実施団体では、PRに力を入れることや、質の高い民泊と「ほんまもん体験」が評価されていることが要因とみている。

取り組んでいるのは「大好き日置川の会」(奥山沢美会長)。豊かな自然環境を地域振興に生かそうと、04年10月に行政や地域の商工会、農協、漁協、森林組合、住民サークルなどで設立した。

07年度から準備を始め、先進地を視察したり、応対の仕方や「民泊は手段で人との交流が目的、という民泊の理念」(奥山会長)について研修を重ねたりして意識を高めてきた。研修会はいまも続けている。

国の農山漁村交流プロジェクトの受け入れモデル地域(全国50カ所)に、県内で唯一選ばれた08年度に、県内の小学校を主に計6校を受け入れた。09年度には県外からも増えて計19校、1,109人に。10年度は、18日から2泊の日程で訪れた四條畷学園小学校(大阪府)をはじめ13校を受け入れる。校数は減ったが規模の大きな学校が多く、人数は増えている

奥山会長は「民泊が全国的に盛んになり、交流や体験内容の質がより問われている」と指摘。日置川地域では備長炭作りや間伐、あい染めなど約60種の「ほんまもん体験」とインストラクターがそろっており、いつでもさまざまな体験ができることから、学校や児童生徒にも好評という。

一方、受け入れ家庭は農家と漁家合わせ75軒。同会は「100軒になれば、一度に300人規模の受け入れが可能になる。当地のような狭い地域でこれだけ受け入れ先のある例は全国でも少ない。ほんまもん体験を含めると、地域経済に与えるプラス効果は大きい」とし、受け入れ先の拡充にも努めている。

奥山会長は「地域振興を目的にスタートしたが、実際に取り組んでみて、この活動は教育だとみんなが気付いた。教育に携わっているという誇りを持つことができたので、しんどくても続けられているのだと思う」と話している。

(2010/05/20 (紀伊民報)(共同通信社「47行政ジャーナル」より転載))