村では、自然環境や農林水産物等を活用した産業活性化を目的に南阿蘇村(みなみあそむら)でレジャー施設などを運営する(株)阿蘇ファームランドと「五木村振興協定」を締結。その第一弾として漢方薬にも使われるキノコの一種「鹿角霊芝」を使ったクッキーの販売がはじまった。
村は過疎化が進む中で国営川辺川ダム建設問題もあり、地域振興が大きな課題となっている。そこで96%が山林という村の資源を活かした活性化に向け3月24日に蒲島郁夫熊本県知事も加わり「振興協定」を締結した。協定では、①村の地域資源を活用した商品開発等②村の人材を活用した地域産業の活性化③観光等の情報発信・企画-などを盛込んだ。村は「健康の里づくり」を地域産業振興の柱の一つに阿蘇ファームランドの取組みを支援、阿蘇ファームランドは商品開発やヘルスツーリズムの開発等を展開する。当面は、森林の原木を活用したシイタケ栽培やヤマメ、鹿肉を活用した食品を開発。地元の道の駅や阿蘇ファームランドのレストラン等に提供・販売する計画だ。