「2014年2月14日辻川山公園で初目撃。年齢不詳。いたずら好きな河童のオス。ギターが得意で、趣味は尻子玉抜き。好きな食べ物は尻子玉入りのかっぱカレー。好きな言葉は『明日できることは明日やったらえーやん』。」
2014年、当時の町長が「辻川山公園」の環境整備と観光振興を兼ねて、池から河童を出没させてはどうかと提案したことがきっかけで誕生した「ガジロウ」。福崎町出身で、日本民俗学の父である柳田國男の回顧録「故郷七十年」に登場する河童がモチーフです。福崎町では古くから河童のことを「ガタロ」と呼んでいることに着想を得て、河童兄弟の兄「ガタロウ」と弟「ガジロウ」が設定されました。敢えて可愛らしいキャラクターにせず、色も河童といえば緑が定説であるところを柳田國男の著書「遠野物語」に出てくる赤い河童になぞらえました。当初恐ろしい見た目であることが懸念されましたが、1日に何度も池から飛び出てくるアトラクションの面白さも手伝って、今ではすっかり人気者になり、町への観光客の誘客にも大いに貢献しています。