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北海道中川町/北海道中川町がブランド立ち上げ 林業の「格好良さ」伝える

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年1月5日

北海道中川町
KIKORI

町面積の9割近くを森林が占め、林業が盛んな北海道中川町が、地元産の木材を使った製品のブランド「KIKORI」を立ち上げ、話題を呼んでいる。林業者の冬季の雇用促進と木材資源の有効活用を目指したブランドの根底にあるのは「林業の格好良さを伝えたい」との熱い思いだ。

中川町の森林は大半が天然林で、高級家具に使われる良質な木材の産地として知られる。近年は林業への就業を目的とした移住者も多いが、厳冬期の1~2月は仕事が少ない。町は木材加工で新たな雇用を生み出そうと、2015年度から事業を始めた。 KIKORI

KIKORIブランドは、木材の個性を生かしたデザインが特徴。切り株にロープを通した椅子や、切れ目の入った丸太に火を付けて屋外で使う「きこりのろうそく」などの製品があり、地元の若手林業者が中心になって制作する。

伐採はプロでも加工は経験がなく、最初は戸惑ったという上川北部森林組合の奥山智浩さん(31)は「自ら加工した製品が、使用者に直接届くのは、張り合いになる」と手応えを感じている。

KIKORI

ブランドを仕掛けた町産業振興室の高橋直樹さん(37)によると、林業は「持続的な木材の生産を支える命をかけた仕事」だ。ロゴやポスターは、若者の目を引くデザインにこだわった。

ブランド化により、以前はパルプなどの原材料になっていた上質な間伐材や枝が、完成品として世に出るようになった。高橋さんは、木材自体に付加価値があれば、量に頼らない林業ができると考えている。森を守るためにも「木を選別する目を持つ林業者を、子どもの憧れの職業にしたい」と語った。

KIKORI KIKORI  

(2017/01/05 (共同通信)(共同通信社「47行政ジャーナル」より転載))