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和歌山県串本町/串本町が製造・販売の災害用備蓄水が食品評価金賞に

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年6月23日

和歌山県串本町

和歌山県・串本町は22日、町が製造販売している災害用備蓄水「なんたん水」が、国際的な食品品評会「モンドセレクション」で2015年の金賞を受賞したと発表した。12年に続いて2回目。 田嶋勝正町長は「巨大地震に備え、生命線となる水をなんたん水で備蓄してもらえるようにPRしたい」と話している。

なんたん水は、日本清流百選・平成の水百選に選ばれている古座川の水を古座川町月野瀬から取水し、串本町古田の新古田浄水場で最新の浄化システム「膜ろ過方式」を用いて作っている。 製造委託先は三重県桑名市の飲料水メーカー。本州最南端の町にちなみ「なんたん水」と命名している。

町は11年の東日本大震災を契機に近い将来発生が予想される巨大地震に備え、水の確保が最重要課題とみて、11年度からなんたん水の製造を始めた。保存期間が5年間と長く、 災害用備蓄水としての役割を担う。軟水で甘いのが特徴という。県内の自治体による水の製造販売は串本町が最初で、現在は有田川町と2自治体のみ。全国的にも珍しいという。

500ミリリットルのペットボトル入りを年に3万4千本のペースで製造。14年度までに累計10万1755本を販売した。14年度は2万5747本を販売しており、 内訳は串本町の備蓄に42.7%、町関係団体などに24.2%。そのほか、町内では串本海中公園、町観光協会、町商工会、古座観光協会など6カ所で委託販売している。価格は1本100円。 ホテルや道の駅など委託販売以外の5カ所や町外では価格が異なる。これまで、在日トルコ大使館や紀北の小学校などへの販売実績がある。

容器には、1本販売するごとに1円がトルコ軍艦エルトゥールル号遭難慰霊碑への献花費となる「日本トルコ友好シール」が貼ってある。

田嶋町長によると、知名度のあるモンドセレクションで受賞することで、なんたん水に注目してもらえるのではないかと申請し、12年に金賞を初受賞。受賞マークの使用期限が3年であることから、 今回再び申請した。今年4月に受賞通知があり、このほどメダルや証書が届いた。

田嶋町長は「2度目の金賞はうれしい。巨大地震が広い範囲で起きると想定されているので、災害に備え、生命線となる水をなんたん水で備蓄してもらえるような運動をしていきたい。 味もおいしいので、循環備蓄してもらえたら。県内だけでなく、全国へ広げていきたい」と話した。

問い合わせは町水道課(0735・72・0082)へ。

(2015/06/23 (紀伊民報)(共同通信社「47行政ジャーナル」より転載))