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北海道沼田町/夏場も甘い雪冷房イチゴ 沼田町の農場が初出荷 少年実習生の自立後押し期待

印刷用ページを表示する 掲載日:2009年7月23日

北海道沼田町


空知管内沼田町が雪冷房のハウスで育てた初めてのイチゴが今月から、旭川市の市場に出荷されている。ハウスは少年院仮退院者が実習生として働く町就農支援実習農場に設置され、実習生が苗の定植を行った。品薄な夏場を狙った出荷で収益性が高く、町は実習生が将来就農して自立する手段として期待している。

ハウスは町が約1,400万円かけ1棟建設。隣に約650トンの雪山を設置し、夜間に雪山内の空洞からパイプを伝ってハウスに冷気を取り込む。ハウス内の温度は夜間15度以下、日中25度までに保ち、寒暖の差をつけてイチゴの糖度を高める。

4月に2,500株の苗を定植。市場への販売価格はケーキなどの加工用が300グラム入りの1パック700円と高値で、市場での評価も上々という。

同農場で働く少年は3人。初の事業とあって今回は同農場指導員が苗の世話や収穫を行ったが、今後は少年たちも作業を手伝う。

利雪に取り組む同町は、これまでも雪冷房を使ったシイタケ栽培や玄米保存を行ってきた。西田篤正町長は「イチゴは収益が見込め、実習生が将来自立するための作物として最適。ほかの新規就農者にも輪を広げて、町の特産品に育てていきたい」と話している。

(2009/07/23 北海道新聞)