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北海道枝幸町/エゾシカの死骸処理に新たな施策

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月3日

北海道枝幸町/エゾシカの死骸処理に新たな施策

町は、食害の対応策として駆除したエゾシカの死骸処理の実証実験を始めた。これは、乳牛のふん尿と間伐材などの木チップを混ぜ合わせて作った発酵種の中に エゾシカの死骸を入れることによって、微生物の力を利用して死骸を分解処理するというもの。駆除や交通事故で近年増加の一途をたどる北海道内の一般廃棄物である エゾシカの死骸を効率的に安全かつ低コストで処理するのが狙い。地域づくり総合交付金を一部活用した事業として、ホクレン農業総合研究所と共同で取り組んでいる。 

北海道内では、エゾシカの食害による農林業被害額が、2010年度には約60億円に及ぶほどの深刻な問題。その駆除方法に工夫を凝らしたり、食肉としての活用を 奨励したりしているが、死骸処理が最大の課題となっている。 

微生物を活用した発酵処理による減量化の方法は、2010年から町・農協・漁協で組織する枝幸町循環資源利用促進協議会で取り組んでいる「ホタテウロの減量化」などの実験の 考え方から至っている。2012年4月に発足した町とホクレン農業総合研究所による「エゾシカ減容化プロジェクト」が、町内に建設した専用施設で6月から基礎実験を始めた。 地元猟友会が捕獲したエゾシカ5頭で、発酵や減量の進行状況や臭いなどを調査。その後、この実験データを基に、交通事故死したエゾシカを含む100頭以上を使って 実用レベルの実験を行い、2012年度末までにすべての試験結果を公表するとともに、衛生管理上の注意点を含む「有害鳥獣の枝幸式発酵減量法」マニュアルをまとめる。