参議院議長あいさつ
 
 
  参議院を代表し、一言御挨拶を申し上げます。
 本日ここに、全国町村長大会が、このように盛大に開催されましたことを、心からお慶び申し上げます。
 改めて申すまでもなく、地方自治体は、国と両輪をなす行政の担い手であり、とりわけ、地域住民に最も身近な存在である町村は、住民一人一人の生活の基盤づくりに大きな役割を果たしてまいりました。
 本日御列席の皆様は、町村行政の最高責任者として、地域住民のために日々ご尽力をいただいているのでありまして、ここに改めて皆様の並々ならぬ御苦労に対し、衷心より敬意と謝意を表する次第であります。
 本年いわゆる「地方分権一括法」が施行され、地方分権がいよいよ本格的に推進されることとなりまして、地方自治体が果たすべき役割と責任は、ますます大きくなってまいります。
 私自身、かつて県議会議員として、地方自治に携わった経験を有しており、これまでも、その経験を国政に反映させてまいるよう努力してまいりました。 参議院といたしましても、関係委員会の審議を通じまして、地方分権の推進と地方自治の振興のため全力を尽くしてまいる所存であります。
 終わりに、本日大会に全国からお集まりになりました町村長の皆様が、相違を集結され、魅力あふれる地域社会を実現されますとともに、全国町村会が一層御発展されますよう心より御祈念申し上げまして、御挨拶といたします。
平成12年12月6日
  参議院議長
  井 上  裕

 

 

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