移住・定住体験記

移住・定住体験記

移住先
山梨県/早川町(ハヤカワチョウ)
お名前
池田 良(イケダ リョウ)さん(40代)
家族構成
6人(本人、妻、子供4人)
移住歴
2012年〜
  • 写真1:池田 良さん
  • 写真2:池田 良さん
  • 写真3:池田 良さん
移住したきっかけは何ですか?
前から田舎暮らしに興味がありました。でも東京で働いているうちは、昼夜問わずの仕事で全く家庭を顧みなかったですね。そんな中、東日本大震災が起こって、社会の仕組みに疑問を感じるようになりました。政治や経済が変わらない中で自分だけでも変わろうと思ったのがきっかけで、田舎暮らしに踏み切りました。会社勤めに関しては納得いくまでやり切ったので、これからは家族との時間を大切にしたいという事です。
移住先に選んだ理由と魅力を教えてください。
何も無い感じと、「日本一人口が少ない町」というキャッチフレーズが気に入りました。実際に集落を見て、「ここだ!」とピンと来た感じです。他にも、小学校の雰囲気、設備が良く、先生の熱意も感じて、ここで子育てしたいと思ったのもきっかけです。先輩移住者の話を聞いても、先生と話しても、皆とても生きいきしていました。
移住をするとき苦労したこと、移住して良かったことは何ですか?
生活の中で大変なことは何もありません。ご近所に何でも相談できる人がいる事も大きいと思います。経済面での不安はありますが、今は家族との時間を大切にしたいと思います。
逆に何でも楽しんでいます。傍から見たら大変と思うような事も、全て驚きの連続です。家も最初はかなり傷んでいましたが、ちょっとずつ修理しながら住んでいます。これがまた楽しい。
それと、住んでいる集落が大きな家族みたいで好きです。早川では、集落ごとにカラーがありますが、黒桂集落は「集る」「飲む」「行事が盛ん」「若手も元気」というカラーで、団結した温かい集落です。
都会では挨拶以上の付き合いって無いじゃないですか。ここでは、差し入れをしてもらったり、家に呼んでもらったりと密な付き合いが出来ています。反面、最初にイメージしていた田舎ならではの干渉が少ないのも良いですね。
これからの生活について教えてください。
現在、町の特産品を通販で販売する仕事をしています。今はまだ稼ぎも少ないですが、早川にある団体と連携して試行錯誤していけば何とかなるのではと思っています。少しでも町が良い方向に進んでくれれば良いなと思いますし、学校の存続にも協力して行きたいです。
移住を考えている方へメッセージをお願いします。
まずは、移住前にしっかり集落を見てから住む場所を決める事ですね。移住してからは、率先して行事や集落の仕事を手伝う事。そうすれば、自然と集落に溶け込めると思います。
早川での生活は、都会の生活とは全く別のものです。早川の田舎ならではの暮らしを楽しんでください。

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