移住・定住体験記

移住・定住体験記

移住先
静岡県/南伊豆町(ミナミイズチョウ)
お名前
石川 憲一(イシカワ ケンイチ)さん(62歳)
家族構成
3人(本人・妻・子供1人)
移住歴
27年
  • 写真1:石川 憲一さん
  • 写真2:石川 憲一さん
  • 写真3:石川 憲一さん
移住したきっかけは何ですか?
もともとジュエリーデザイナーをしていて、東京にお店もあったんですが、より製作に専念したくて移住を決めました。最初は静岡県浜松市の天竜に移住。天竜の山の中もすごくいいところだったんですけど、冬が寒くて。どんなに薪ストーブを焚いても家が寒い。このあたたかそうなところが気に入って南伊豆に来ちゃいました。
移住先に選んだ理由と魅力を教えてください。
この環境で暮らせていることがいちばんですね。もうひとつは発言力の大きさです。人口が少ない分、ひとり一人の声が伝わりやすい。都会では行政と関わることは考えられなかったですが、こういう小さな町では、行政との距離が近い。だから町民の意見が行政に反映されやすいんです。
移住をするとき苦労したこと、移住して良かったことは何ですか?
有機農業を始めた頃は、あまり理解してもらえなくて困りました。「農薬使わないで本当に大丈夫?」「化成肥料なんて安いんだから、買って撒いてやろうか」とか心配されました。 今では有機農業の仲間も増え環境に対する地域のスタンスもとてもよくなってきました。有機農業が大変理解されている地域になってきてよかったと感じています。
これからの生活について教えてください。
私も移住してずいぶん経ちました。子供もすっかり南伊豆人になりました。これからはこの環境をのんびりと楽しんでなどと考えていたのですが、そう簡単にはまだ休ませてはもらえないようです。
NPОとして地域の活性化に取り組んでゆくというとかっこいいですが人が減って寂しくなってしまった地域によそから若い方々が移住して来たり、地元の若い方が戻ってきたくなるような、にぎわいのある活気のあるところを作る活動を続けていきたいです。
移住を考えている方へメッセージをお願いします。
できるだけ、現地を直接見てみることですね。現地セミナーや移住体験施策などを利用してもいいですし。現地をよく知ることが移住の失敗を減らすコツです。そして、いろいろな人と会って話をすることですね。わからないことがあれば、教えてくれるし、困っている時には力になってくれる人も出てきます。

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